水の色 銀の月

前シリーズの『水と銀』、アニメ化もされた『恋風』と、一貫して「恋しいってのは、どういう事よ?」をテーマに描き続けている作家、吉田基已
前回から実に約5ヶ月ぶり、待望のシリーズ第4話「ひまわりと画家の片思い」が、発売中のモーニングに掲載されています。
ノー・デジタル、ノー・トーンの、ノー・バーリ・トゥードな暖かい画面。46ページの長さを絶妙のスピード・コントロールで読ませてしまう、ネームの巧さ。おなじみの作風で描かれるのは、他人にはノロケとしか思われかねない、でも当人にとっては大問題の、恋人たちのささやかな危機。もう全編にわたって「ぶんむくれる女の子」の魅力が炸裂しっぱなしです。おまけにハードコアなエロスも満載(嘘)。
素晴らしいカラーページは、単行本では見られない可能性が高いです。未読の方はお早めに。