ザ・ワン

ジェットはジェット最高!?(ギターウルフ調)

「善と悪のジェットが対決するんだぜっ!? ぐだぐだ文句言ってんじゃねーよっ!?」。そんな少年マガジニズムあふれる「!?」が飛び交う、逆ギレ感覚に満ちたハイパー・オモロアクション満載。並行世界の全ジェットがバトルロイヤル状態に突入するSF(すごく不可解)小品、それが『ザ・ワン』だ!?
アメリカに渡ってからのジェット・リー作品は、ファンにはどれも評判が悪い。いや分かるよ!? せっかくの「アジアの至宝」リー・リンチェイの本物の武芸を、細かいカット割りでズタズタにされたり、中途半端なワイヤーワークとCGでお茶を濁されたりで、不満だっつーのは。
でもさ、不完全燃焼気味だった『リーサル・ウェポン4』にくらべて、とことんダーティな悪のジェットの魅力といったらどーよ!? 弾けきれなかった『ロミオ・マスト・ダイ』にくらべて、あらゆる物理法則を無視してガチンコファイトを繰り広げる、2人のジェットのバカッコ良さったらどーよ!?
「つまらん」なんてぬかすキミ、ゆるゆるヴァン・ダム映画のフルコースで、殺すよ!?


ジェット・リーの映画について語らせると、どうにも頭が悪くなる傾向があるみたい。